こんにちは。RITSUKOです。
今日の話題は、、、【太陽光】ブルーライト【肌劣化】
ブルーライトと聞くと、室内の照明やパソコン、スマートフォンからのブルーライトを連想されるかもしれません。
これまで目の健康に影響があることは知られていましたが、最近、肌にダメージをもたらすことが明らかになってきました。
ブルーライトって肌に悪いの?
お肌に悪影響を与えるのは「太陽光に含まれるブルーライト」です。太陽光のブルーライト(HEV)は、パソコンなどから出ているブルーライトよりも、数百倍強度が高いため、肌への酸化ストレス、皮膚劣化を引き起こすことが知られています。
今回は太陽光のブルーライトについて詳しく見ていきましょう。
ブルーライトってどういう光?
UVB:280~315nm
UVA:315~380nm
ブルーライト(HEV) :400~500nm
近赤外線(NIR) :780〜1500nm
波長の近さと上の図から、UVAと似たような悪さをすることが分かります。
ブルーライトを浴びると肌はどうなるの?
ブルーライトは、UVAの少し先、真皮の中にまで届きます。真皮には、肌のハリ・弾力を担うコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などを作る線維芽細胞が存在します。真皮層がダメージを受けると、線維芽細胞の機能が低下し、肌の水分やハリが失われ、シワが刻まれてしまいます。
また、表皮の基底層を通り抜けるときにメラノサイトを刺激しシミを作る原因になります。シミは紫外線でできるシミよりも消えにくいとされています。
肌への酸化ストレスとしては、過酸化脂質の増加が知られており、ニキビ肌の方は特に要注意です。
ブルーライトを防御するには?
ブルーライト対応の日焼け止めを使用しましょう。
紫外線を防ぐことができるUVケア商品では、ブルーライトには対応できないため、ブルーライト対策専用の日焼け止めが必要です。
たとえば、紫外線散乱剤としては有名なのは、以下の2つです。
酸化チタン:290~350nm
酸化亜鉛:290~400nm
ブルーライトが400~500nmの波長であることを考えると、現在主流の紫外線散乱剤では対応できないことが分かります。
酸化セリウム:280~1100nm
「酸化セリウム」とはレアアースの一種、ミネラル原料です。ブルーライト以外でも、紫外線や近赤外線の一部まで、かなり幅広い波長の光線までブロックする性質があります。
酸化セリウム使用の日焼け止めを選び、さらにブルーライトカット率が書いてあると安心です。
また、ファンデーションに含まれている酸化鉄(顔料)も、可視光線(ブルーライトも可視光線の一つ)から肌を保護してくれる成分です。色つきの日焼け止めやファンデーションも使うようにすると、さらにブルーライトをカットすることができます。
現在は酸化チタンを応用してブルーライトカット剤を研究・開発している企業もあります。
紫外線のUVBをカットすることが当たり前になったかと思ったら、UVA防御が必要!ということが分かり、最近は近赤外線(NIR)、さらにブルーライト(HEV)までカットしなければいけないとは・・・。
これからも太陽光との戦いは続きそうです。
この記事へのコメントはありません。