肝斑の「定番」内服薬
肝斑とは、典型的な例では、目尻から両頬に現れるぼんやりしたくすみです。他にも額や鼻下に現れることもあります。肝斑であるかどうかは、皮膚科で診断してもらいましょう。肝斑を一人で見極めるのはダメですよ。きちんとした診断を受けましょう。
肝斑は、光老化、女性ホルモンの変動、皮膚の慢性炎症(こすりすぎ)などで現れます。日焼け止めをしっかり塗り、皮膚を優しく扱うことがまず大切です。
その上で、処方されるお薬がトラネキサム酸。ド定番の治療薬ですが、トラネキサム酸内服が難しい方もおられます。
・高脂血症の方(無治療)
・ピル内服の方
・煙草を吸われる方
トラネキサム酸は、昔から安全に使われてきた薬ですが、血栓傾向のある方には投薬できません。。。。
ビタミンだけで肝斑と戦える!?
そんな中、第40回美容皮膚科学会の教育講演で、ビタミンEの美白について新しい学びがありました。
美白と言えばビタミンC、と昔から思われてきましたが、内服ではビタミンEの方が美白効果が高いことが分かりました。
1日量での美白効果:ビタミンE(300mg) >>>>ビタミンC(600mg) なんです。
しかし、CとEは相反する物ではなく、両者は助け合いながら働くので、一緒に内服するのがベストです。
肝斑に効かせるビタミンの量って?
1日量:ビタミンE(300mg) +ビタミンC(600mg)で、約70%の肝斑に効果があることが分かりました。一方ビタミンCだけだと、改善は50%に下がります。
肝斑だけどトラネキサム酸内服ができない方、ぜひビタミンE内服での美白を取り入れてみてください!
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