皮膚の内因性老化と外因性老化
皮膚の老化には内因性老化と外因性老化があります。内因性老化とは「加齢による自然老化」です。外因性老化とは「光老化」のこと。
「光老化」に対しては皆さん対策されていると思います。日焼け止めが一番重要ですよね。
今ひとつ対策が分からない、「自然老化」=「加齢による老化」について説明していきます。
加齢に伴い、隠れた慢性炎症が続きます。それら炎症は全身に及び、血管の老化、慢性腎臓病など、様々な加齢疾患にも関係します。
「慢性炎症」をなるべく止めること、全身、つまり皮膚の老化を遅らせることが可能となります。
今回は皮膚科領域で報告されている、「内因性老化の元である慢性炎症」を止める補助として有効と思われるコスメなどを紹介します。
皮膚の内因性老化とは
年を取るにつれ進んで行く老化。紫外線をブロックしても「慢性炎症肌」=「加齢肌」への対策はあまり説明されていません。加齢に伴い、低レベルの慢性炎症が続いており、それらが皮膚の老化につながっています。
およそ40代から始まる「加齢肌」の特徴とは・・・
・浅いシワ
・乾燥
・皮膚が薄くなる
・ターンオーバーの異常
・バリア機能が弱くなる
・黄ぐすみ
・皮下脂肪の減少によるたるみ
があります。
内因性老化対策服用編
トラネキサム酸には、内因性老化の抑制(炎症を低下させる)があることが分かっています。
皮膚に限って挙げると、服用により以下の効果があります。
・メラニン生成を抑制する
・シワ低下
・皮脂分泌を抑制する
・炎症性細胞を低下させる
・(マウスでの結果ですが)ヒアルロン酸合成強化、コラーゲン分解抑制
あくまで医薬品なので、ドラッグストアで内服OKかのチェックをしてもらってから購入するか、医師による処方を受けてください。
内因性老化対策コスメ(総合編)
・服用でも効果が高いトラネキサム酸ですが、外用でも以下の効果が報告されています。
★花粉症は免疫反応として知られていますが、最近、免疫反応とは異なる経路でも起こりえることが報告されています。
加齢によって体内に蓄積した老化細胞はさまざまな炎症性タンパク質を分泌します。トラネキサム酸を塗ることで炎症を抑え、花粉による肌荒れを抑えてくれます。炎症を止めることは老化を抑制することにつながります。KISO TAホワイトニングクリームM 1,680円 トラネキサム酸2.0% こちらにはグリチルリチン酸ステアリル配合(炎症を抑えてくれる成分入り)です。
ちふれ 美白乳液リッチモイスチャータイプ 1,320円 トラネキサム酸2.0%
内因性老化対策コスメ(個別お悩み編)
なるべくプチプラで優秀なものをおすすめしていきます。まずは個別のお悩み編。
・乾燥対策には・・・油分たっぷりのクリーム。フタアミンhiクリーム(ムサシノ製薬)1100円。寝る前のスリーピングパックとしても使えます。冬のガサガサには特におすすめ。
・バリア機能の弱り対策には。。。セラミドたっぷりのクリーム。アルージェ・エクストラモイストクリーム(全薬工業)2750円。
・黄ぐすみ対策には・・・抗糖化クリームであることが大切。デルメッド・プレミアムクリーム。三省製薬。14300円。抗糖化クリームはどうしても高くなります・・。
・たるみ・・・痩せすぎないこと!!!
外因性老化=「光老化」にどうしても目がいきがちですが、自然の老化=「内因性老化」対策も意識しましょう!
美肌道の「シークレットオイル・ファースト」は炎症を抑える特殊なオイルです。洗顔後すぐに塗るオイルで、美肌道の原点であるコスメです。以前から「隠れた炎症を止めることが老化を止める」と信じて作ってきた一品。(時代が追いついてくれた!)
ではでは。また新しい情報が手に入ったらお知らせしますね。
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