無添加化粧品とは?

  1. コスメの成分

こんにちは。RITSUKOです。

今日の話題は、、、

無添加化粧品とは?

無添加化粧品と聞くと、「皮膚にやさしい」というイメージがありますね。実際、「無添加」とは何を指しているのでしょうか?

無添加化粧品とは?

大手3社さんの「無添加」ぶりを見ていこうと思います。

ファンケルさんの無添加防腐剤(種類は記載なし)、香料、合成色素、石油系界面活性剤、紫外線吸収剤

HABAさんの無添加防腐剤(パラベン)、石油系界面活性剤、鉱物油

アルージェさんの無添加界面活性剤、香料、着色剤、表示指定成分(まれにアレルギーがおこり、厚生労働大臣が表示を義務づけた成分)、鉱物油、パラベン、エチルアルコール(一部商品を除く)

各社の「無添加」、バラバラですね。

 

各社の「無添加」、バラバラですね。

「無添加」とは「シンプル処方」とも言えます。

一番「無添加」が多いのは、アルージェ。

列挙されている「無添加」が一番多いのに、「無添加」を一番にうたわず「低刺激処方」をウリにしているところに好感が持てます。エチルアルコールなし、界面活性剤なし。処方中にグリチルリチン酸ジカリウム、グリチルリチン酸ステアリルを配合し、「肌荒れケア」を考えて作られていると思いました。防腐剤にはフェノキシエタノールが使用されています。

シンプルなのが、HABA。

スクワランが有名ですね。化粧水の成分を見ましたが、シンプルな処方です。「なるべく余分を省く」という姿勢が見えます。防腐剤は見当たらず、保湿剤でもあるBGやペンチレングリコールの抗菌作用を利用しているのかな。

ファンケルもシンプル。

化粧水にはHABAさん同様、BG、ペンチレングリコールで抗菌されているようです。配合成分はシンプル。

 

「エチルアルコール無添加」と記載されているのはアルージェさんのみでした。無添加と言っても、HABAさん、ファンケルさんでは、エチルアルコールについては「記載なし」ということは含まれているのかな?

すなわち・・・・

無添加化粧品と言っても、何を「無添加」にしているのかは、各社バラバラ。

 

嫌われている「鉱物油」ですが、薬品で使われる「ワセリン」も「鉱物油」です。ベビーオイルも「鉱物油」。アレルギーをおこすことがほとんどない成分です。また、「無添加」以外の成分にアレルギーを起こすこともあります。結局、自分の肌に合うかどうか。「無添加」の「イメージ」に引っ張られないようにしましょう。

→美肌道は「濃い」化粧品です。とにかく「濃い」!

Dr.RITSUKO(朽木 律子)

美容皮膚科医、『美肌道』コスメ開発者。医師として初めて化粧品成分検定1級を取得。
美容皮膚科医として、東京の美容クリニックで院長を務める傍ら、長年コスメ開発に勤しむ。確かな知識に基づいた厳選成分、ドクターズコスメの限界を攻める超高濃度なコスメを、丁寧に時間をかけて開発している。

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