【自然を壊す】スクラブ洗顔料

  1. コスメの成分

こんにちは。RITSUKOです。

今日の話題は、、、

【自然を壊す】スクラブ洗顔料

プラスチック製品が海を汚染するということが一般にも知られるようになりました。日本では最近、レジ袋からマイバッグへ移行するようになりましたね。

【自然を壊す】スクラブ洗顔料

プラスチック、と聞けば、レジ袋やペットボトルが思いつきます。これらが破砕され、小さなプラスチック「マイクロプラスチック」(マイクロビーズとも呼ばれます)へと砕けていきます。

 

実はスクラブの小さな「つぶつぶ」もプラスチックであることが多いのです。

スクラブの小さな「つぶつぶ」はプラスチック

この「つぶつぶ」は「マイクロプラスチック」でできており、レジ袋やペットボトルより「困りもの」なんです。

マイクロプラスチックは特に悪者?

洗顔料などに含まれている直径5mm以下の「極小プラスチック」は排水処理施設では小さすぎるため処理できず、そのまま海へ流れ込んでしまうのです。

マイクロプラスチックは海でどうなるの?

マイクロプラスチックは化学的に汚染物質を吸収する性質があります。それを摂取した魚に汚染が濃縮され、結局はその魚を摂取する鳥、そして私たち人間にも食物連鎖で汚染が及ぶのです。

マイクロプラスチックは海でどうなるの?

アメリカでは2015年に「マイクロビーズ除去海域法」が成立しています。日本は対応が遅れており、企業に「自主的な対応」を要請しているレベルです。

マイクロプラスチック、各メーカーの取り組み

さすが、大手化粧品会社の対応は早い!

コーセー 2014年にマイクロビーズを廃止。

花王 2016年に廃止。

マンダム 2017年に廃止。

資生堂 2018年に廃止。

ポーラ 2018年に廃止。

スクラブ、やめよう。

日本ではマイクロプラスチックに関しては「自主的な対応」を求めているだけなので、もしかするとまだ配合している会社も存在している可能性があります。

スクラブ、ゴマージュ自体、肌を傷つけるので、私は「スクラブ反対派」。その上、海洋汚染を促進してしまうなら、スクラブのいいところ、ってないです。マイクロプラスチックを廃止したメーカーでは「自然に分解される安全なマイクロビーズ」を開発して「スクラブ」自体は継続して売られていますが、もう要らんやん、スクラブ、ゴマージュ!

顔に刺激を与えないこと。

美肌への近道は「顔に何もしないこと」です。火傷に触るようなイメージで肌には「そっ」と触れてくださいね。火傷の肌にスクラブなんてありえませんよー。マッサージすること、コットン使用なども、火傷の肌には使いませんよね。そう「火傷」のイメージで肌に触りましょう。

 

Dr.RITSUKO(朽木 律子)

美容皮膚科医、『美肌道』コスメ開発者。医師として初めて化粧品成分検定1級を取得。
美容皮膚科医として、東京の美容クリニックで院長を務める傍ら、長年コスメ開発に勤しむ。確かな知識に基づいた厳選成分、ドクターズコスメの限界を攻める超高濃度なコスメを、丁寧に時間をかけて開発している。

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