「表情筋トレーニング」でしわ・たるみはどうなる?

  1. ボトックス注射

 答えは、「いっそう、しわになりたるむ」です😨

「笑いじわ」、よく笑うことでできますね😄
「よく笑う」、すなわち「よく表情筋を使っている」ということです😔

また、つねに眉間にしわをよせていると、どんどんしわが深くなっていきますね😥

それも同じ、眉間の筋肉を使い続けている(=きたえている)から発達するのです。

しわ・たるみを予防するには、「よけいな動きをしない」ことに尽きます👏

TVで見ていても、大きな口を開けて「がははは」と笑う女優さんは、やはりしわが多いですし、
あまり表情を変えずにお上品におすまししている女優さんは
しわが少ないです。

また、食べるときのくせ(左で噛む)などがあると、くせがある側にしわが深くなっていきます。

昨今の若者はあごが細いですよね。
以前よりも固いものを食べなくなったせいだと言われています。
つまり、「使わなければ発達しない」のです。

私は無表情に過ごして、しわ・たるみを予防しよう、
と提言するつもりはありません💨

人間だけに許された、この活発な表情によるコミュニケーション
(ただ「笑う」、だけじゃなくて「泣き笑い」
「目が笑っていない」「苦笑」など、「笑う」という表情だけでもいくつものバリエーションを持ちます)、
すばらしい文化だと思います。

毎日生活する中で、まわりの人々とコミュニケーションして表情を作る、
あるいは仕事の都合で目を酷使する、などでしわができるのです。

それをわざわざ「表情筋トレーニング」で追い打ちをかけなくてもいいと思うのです😖

するめをかむだけでも、表情筋トレーニングになっているのですよ。

「表情筋トレーニング」が不要であるのと同じく、「手で行うマッサージ」も不要です。
また「塗り込む」も名前を変えた「マッサージ」、
あるいは「こすり行動」です。

化粧品はふんわり肌にすべらしてつけるだけでじゅうぶんです。

「岩塩」でマッサージされている強者もおられるようですが、
岩塩はアルカリ性であることが多く、
また、スクラブとして肌を削りますから私は反対です。

流行中の強めの顔マッサージ、
一時的には筋に刺激を与え収縮させるので
即効性の「小顔効果」はあるかも・・・。
しかし、10年後はどうでしょうか😧

全米皮膚科学会でおもしろい報告が発表されました。
一卵性双子姉妹(当時38才)の片方のみ、
13年間ずっと定期的に「ボトックス治療(=筋を動かなくさせることでシワをとる)」を受けてきたそうです。
そしてもう片方は、13年間でボトックス治療歴2回のみ。
13年後のふたりの「差」はいかに⁉

なんと「親子」に見えるほどの差だったそうです🌸

ボトックスを打ち続け、表情筋の収縮を抑えることの安全性と、
長期的な老化防止対策になることが証明されたのです。

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Dr.RITSUKO(朽木 律子)

美容皮膚科医、『美肌道』コスメ開発者。医師として初めて化粧品成分検定1級を取得。
美容皮膚科医として、東京の美容クリニックで院長を務める傍ら、長年コスメ開発に勤しむ。確かな知識に基づいた厳選成分、ドクターズコスメの限界を攻める超高濃度なコスメを、丁寧に時間をかけて開発している。

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