患者さんからこんな質問を受けたことがありました。
「乳液、美容液、クリームって何が違うんですか。
全部塗らないといけないんですか?」
なんてGOODなご質問❗
美容皮膚科医として働いていると、
こうした基本的なことをついついすっとばしがちです。
まずお返事を。
「全部を塗らなくても構いません」
乳液、美容液、クリームって、それぞれテクスチャー(質感)が違いますよね。
乳液・・・白くてとろっとしている。化粧水とクリームの中間のような液体。
美容液・・・透明でとろっとした液体。何か効きそうなイメージ。だいたい高額。
クリーム・・・白くて固め。まさにクリーム。(そのままや…)
これらの分類は、単なる質感の違いなので、全部塗らなくていいんですよ。
大事なのは「成分」です。
なので、必要な成分さえ補っていれば、
化粧水+乳液でお手入れを終わっても良いし、
必要な成分が複数あるなら、化粧水を飛ばして、
美容液+美容液+クリーム、っていうお手入れもアリ。
だって、美容液にも水分は含まれているでしょう?
美容液を重ね塗りするなら化粧水はいらないです。
水分を補わないといけない?
美容液の中の水分でじゅうぶんです。
化粧水で潤いをたっぷり与えて、、、、っていうのは、
化粧品業界のたくらみ。
アイテムいっぱい使ってもらって、量もいっぱい使ってもらったら
売上が上がりますから・・・㊙
水分をいっぱい肌にいれる、ってよく言われますが、
そんなに大量に肌に入るなら、むくむはずです・・・。
いっぱい化粧水を塗っても蒸発しているだけなんです。
基本は、
適度な水分(透明のアイテム:化粧水OR美容液)
+
適度な油分(白く濁っているもの:乳液ORクリーム)。
これに、肌に必要な成分をオプションとして足していきます。
私がおすすめするオプション成分は・・・。
💐アミノ酸(肌のうるおい成分)、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンE、セラミド💐
以上のものがちゃんとした濃度で含まれているものを足します。
それが、乳液の形であろうと、クリームの形であろうと、どっちでもいいのです。
乳液、美容液、クリームなど、いろんな質感のアイテムを目にして、
それらを全部そろえないといけないような気になっていた方、
これからは、乳液とか美容液とかのテクスチャーにこだわらず、
中身の成分で選んでみてください
次回は、敏感肌さんの夏の日焼け対策についてです。
(また日焼けの話題・・・・)
ありがとう。ございました。
美美香さま
こんにちは。
コメントありがとうございます。
これからもよろしくお願いします。