「きゅっきゅっとした仕上がり」の正体は?
洗顔後に「きゅっきゅっ」とした仕上がり、
いかにも「汚れが取れた??」って
「感じ」がしますね。
はい❗それは「感じ」だけです😲
すべてとは言いませんが、
せっけん系の洗顔剤に多い仕上がり感です。
すすぐときに、石けん成分と
水道水に含まれるカルシウム・マグネシウムなどが
反応して「石けんカス」を作ります。
その「石けんカス」=「金属塩」が肌に残留し、
それが「きゅっきゅっ」とした感じ、
別名「つっぱり感」を生むのです🤦♀️
また、石けんはアルカリ性であること多いのです。
美容皮膚科に来られる患者さんは、
何らかの皮膚トラブルを持っておられることから、
私は「弱酸性」(お肌はpH5.5の弱酸性です)
の洗顔剤をすすめています。
健康なお肌であれば、
アルカリ性の石けんを肌につけても、
自力で弱酸性に戻ってくれるのですが、
お肌の力が落ちているときには
「弱酸性洗顔剤」をおすすめします。
また、「きゅっきゅっ」を求める患者さんには
にきびの患者さんが多いのですが、
アルカリ性の石けんで洗顔した場合、
すすぎ残しがちなフェイスラインには
アルカリ性成分が付着していることになります。
にきび肌も炎症を起こし、
肌は弱っていますから、
なるべく弱酸性洗顔剤で「ふわっ」
と洗ったほうがいいでしょう。
(万が一すすぎ残しがあったとしても、「弱酸性」ですから・・・)
この記事へのコメントはありません。