肝斑の方のお手入れ

  1. スキンケア

こんにちは。RITSUKOです。

最近、肝斑の方を見かけることが多くなりました。

中でも、濃い肝斑と薄い肝斑の方に分かれるのですが…

薄い肝斑の方は、トラネキサム酸を服用してもらったり、
ごく数回のレーザートーニングでほとんど肝斑は消えます。
そして、日光のシミなどを合併していることは少ないです。

濃い肝斑の方(頬の下の方は薄くて、目の下が特に濃い)は、
なぜか都会に多い!!!

よくよくお話を聞いてみると、スキンケアの方法が激しかったり、
次々に美容機器を試してみたり、小顔矯正など、
エステや他の美容のお店を試されています。

どうも、ご自身でお肌を傷つけてしまっておられる…

都会だと、美容のお店もいっぱい、
雑誌やTVで情報をみかけたらすぐ試せるし、
すぐに買えてしまいます。

すると、女性ホルモンの不均衡などでうっすらできていた肝斑、
(皮膚が弱くなっている部分)をさらに傷めてしまうのです。

なぜ気付いたかというと、
指先のあたる場所(頬骨のあたり)の色が濃いのです。
気になるから、よけいにそこへ美白クリームを熱心に塗りこんだり。
また、顔全体をマッサージ(マッサージ自体NGですが)するときにも、
指先は、顔の下より上の方に当たります。
そして、右利きの人は右の頬の方が肝斑の色が濃い!😭

いつもスキンケアしてみているようにやってみてください、
と聞いてみて、やはりそうか、と謎が解けました。

パッティングもやっぱり自然と肝斑のところを叩いてしまっている…(パッティングもNGです)

ということで、美容に熱心な方ほど濃い肝斑に悩んでしまう、という結果になっていたのでした。
また、肝斑部にはかなり細かな傷がついているので、日光のシミもできやすくなるんです。

コスメを塗るときは手のひらで広げて「置く」ように塗ってもらうようにお願いしたら、
1ヶ月後には、お肌が改善されていましたよ。

濃い「傷ついた肝斑」をお持ちの方は、お手入れ時に指先は肌から浮かすこと。
手のひらだけで「ほわほわ」とスキンケアしてみてください。

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Dr.RITSUKO(朽木 律子)

美容皮膚科医、『美肌道』コスメ開発者。医師として初めて化粧品成分検定1級を取得。
美容皮膚科医として、東京の美容クリニックで院長を務める傍ら、長年コスメ開発に勤しむ。確かな知識に基づいた厳選成分、ドクターズコスメの限界を攻める超高濃度なコスメを、丁寧に時間をかけて開発している。

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コメント

  • コメント (2)

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    • ようこ
    • 2014年 12月 26日 10:55pm

    初めまして。
    過去の記事に失礼します。

    突然で申し訳ございませんが
    質問してもいいでしょうか。

    顔にマッサージはNGとかかれておりますが、
    リンパマッサージなども同様にいけないということでしょうか。
    リンパマッサージで小顔!といろいろ言われていて
    私自身マッサージをしていたのですが
    これはいけなかったですかね^^;

    • RITSUKO
    • 2015年 1月 22日 10:39am

    ようこ様

    リンパマッサージで小顔、という美容法も医学的には不要ですよ。
    リンパ管は非常に薄いので、少しの力で押さえただけでも
    ひしゃげてしまい、手で流すというのはあまりありえない話です。

    一般の美容法は手軽なものが多く、
    ついトライしたくなると思うのですが、
    その積み重ねでお肌が傷む方が多いですよ?。

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