こんにちは。
肌断食という言葉に遭遇して調べてみました・・・。
結論は・・・
そんなことしなくていいです。
肌断食としてよく見るのはこんな方法かしら。
1.洗顔剤を使わずぬるま湯だけで洗顔。
2.そのあと何も塗らない。(乾燥するときはワセリンだけ塗る)
3.最低30日間くらい続ける。あるいはずっと続ける。
上の方法は、正しいときもあります。
皮膚が何かにアレルギーを起こしているときとか、
美容医療の治療(ピーリングとかレーザーとか)をしたあとには正しいと思います。
要するに「刺激を与えるな」ってことですからね。
でも、普段は皮膚が傷むようなケアをしておいて、
1ヶ月間肌断食でリセット、という考え方は間違っているような気がします。
寝ている間に、皮膚は自分で良質な皮脂を分泌します。
朝ぬるま湯だけで洗顔すると、その皮脂を落としすぎないことになるので、皮膚は潤うんです。
肌断食で皮膚がきれいになった、という人は、
肌断食をするのが向いてるのではなくて、
皮脂を落としすぎずに潤いの膜を保てたからだと思います。
赤味が出ていたり、ニキビがある人で、
「肌断食をしたら皮膚が治ったよー」という人は、
肌断食をしたあと、いつものスキンケアをひとつずつ変えていきましょう。
何を塗ったら赤くなるのか、何をしたらニキビができるのか。
ファンデを使うとニキビができるなら、ファンデを変えてみたり、
洗顔すれば赤くなるなら、もっとやさしい洗顔剤をさがしたり。
原因を解明しないで肌断食を繰り返しても、長期的にみると、皮膚はどんどん傷んでいってしまいますよ。

何も塗らないのが正しいのではなくて、
「顔にあまりさわらない」というのが正しいだけ。
一般的に日本女性のスキンケアは激しすぎるのです。
クレンジングのあとダブル洗顔。
あるいはスクラブ、ゴマージュ、自宅ピーリング、マッサージ。
タオル蒸し。冷水パッティング、コットンパッティング。
自分の手のひらでパッティング。美容ローラーでぐりぐり。
化粧品は手触りや香りもうっとりするものが多いし、
瓶などのデザインもかわいいし、
いろんな美容法がテレビなどで紹介されるし、
エンターテインメントのひとつになっていますよね。
でもそれに参加しすぎて、お肌が悲鳴を上げていませんか?
顔の皮膚にはあまりさわらず、
汚れを必死に落とさず、適当に洗顔し、
必要な成分を与える。
これだけで皮膚はきれいになります。
なので、肌断食みたいに、全く何も塗らない(たまにワセリン)といったオーバーなことを行うのはあまり意味がありません。老化で失われていく成分は正しく肌に補いましょう。
いろんな美容法に手を出した方ほど、
「きれいな皮膚になりたいのですが・・・」と言って、
美容皮膚科に駆け込んでこられます。
みなさんおちついて、冷静に。
規則正しい食事と同じと考えましょう。
家では、栄養のある食材をまんべんなく摂取し、
たまにレストランで豪勢なお料理をいただくのと同じように、
家では、正しい洗顔とお肌に合う化粧品を毎日塗り、
たまに、美容皮膚科で(エステじゃないですよ)ケアしてもらう。
これでオールOKです。
30代に突入した方には、朝はぬるま湯だけの洗顔をおすすめします。
美容ローラーでぐりぐり、からも早く撤退したほうがキレイになれますよー。👂