ローションパックに意味はあるのか?

ムダな「ローションパック」ならやめよう✋

「ローションパック」🎭
化粧水をふつうにつけるよりも、
コットンに染みこませて肌に貼りつけておくと、
肌がヒタヒタにうるおい、有効成分が浸透していく・・・・。

正解部分もありますが、
誤解されている部分も多いスキンケアの代表です👂

とても流行中のスキンケア方法なので、
ちょっとこまかくなりますが、詳しく説明します👩‍🏫

まず、肌がヒタヒタにうるおうか。

お肌の「うるおい担当」は角層です
(はがしすぎないでね、と言った、あの角層です)。

角層はたった0.02mm。

この薄いところへ水分を補給する目的であれば、ローションパックは必要ありません。
化粧水をつけてあげるだけでじゅうぶんです。
お風呂に毎日1時間ずつつかっているからといって、
日々うるおいがどんどんアップしていく、なんてことはないでしょう💨

水分を補給しすぎても、余った分は蒸発するだけです😨

では、有効成分が浸透していくか。

「浸透」=「真皮まで届く」、ということであれば、
化粧水を塗るだけでなく、ローションパックしてあげたほうが真皮まで届くことがあります。

ただし!

ローションパックで「浸透する成分」と「浸透しない成分」がありますから、
成分をみきわめずにローションパックすると、
たんなるコットンと化粧水のムダ使いになりますから要注意です。

また、単純塗布(ふつうにつけてあげる)よりも長時間肌に貼り付けておくことになりますから、
できれば弱酸性、低刺激成分、低防腐剤であることも必要です。

次回は、浸透する成分としない成分についてです👌

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洗顔方法まちがいさがし(その8)

CMでの洗顔風景😡

Oh No!😡
今日もまた、洗顔剤をそこへ塗りつけたか!!

TVCMでは女優さんが、洗顔剤の泡をほっぺたへちょんちょん、と乗っけていますね。
「ほっぺたに泡」は、見た目はかわいいですけど。

あなたが洗顔するとき、
一番先に触れ、一番多くこすり、そして紫外線が一番ねらっている場所、
それが、そこ、「頬」です!😎😎


顔写真を撮ってもらうとき、一番フラッシュ光が集まる場所、
と言ったらわかってもらえるでしょうか。

「頬骨」と言って、目尻の下あたりに、骨のでっぱった部分があります。

そこは、顔のなかでもっとも傷んでいる部位😱なのです。

先ほども言ったように、まるでフラッシュの光を集めるがごとく、
紫外線が「頬骨」に集中します。

その上、毎日のお手入れで無意識に「頬骨」をこすります。

その部分のお肌は、常にいらぬ刺激を与えられ、
慢性炎症の状態になっています。
炎症を起こした部分はシミになっていきます。

シミ治療に関して私がもっとも尊敬する、
葛西形成外科の葛西健一郎先生は、
その部分にできたシミを「頬骨部肝斑」と呼んでおられます。

いつも通りの洗顔をして、鏡をのぞいてみてください。
頬骨の部分だけ赤くなっていませんか?
そして、そのあとつける化粧水などがシミて痛かったことはありませんか?

頬骨の部分だけシミて、その他の部位は何ともないのに・・・、
なんて、身に覚えのある人は「頬骨部肝斑」の仲間入りです。

そんなありがたくない仲間から脱出するのは簡単です。

洗顔時、および化粧品を使うときに、
「頬骨部」は、より特別に「そーっとそーっと」触れることです。
触れる回数も一番少なくすること。
炎症をしずめてあげれば、数ヶ月で色味は引いてくると思います。

 

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洗顔方法まちがいさがし(その7)

「朝起きたばかりの肌も汚れている」 ❓

アッチョンブリケ!😱😱
うーん、そんなはずはないです。

夜、「しっかりW洗顔してからお肌に栄養をたっぷり塗り込んで寝た」
→朝起きたら「汚れている??」

(今の文章の「しっかり」「塗り込む」も皮肉ですから?)
(肌をこすることにつながりますから、洗ったり塗ったりするときは、ほわほわ?が大切です)

「汚れ」なんて、多少の汗、皮脂、
夜に塗った基礎化粧品が少々酸化しているかも・・・という程度でしょうか。

洗顔剤をどうしても使いたいなら、
弱酸性の洗顔剤でごく軽く短時間、
ふわふわと洗って終了。

乾燥気味でにきびとは無縁の方なら、水洗顔だけでもじゅうぶん。
夜寝ている間に自分の皮膚ががんばって分泌してくれた皮脂膜を落とさないためには、
水洗顔っていいんですよ。
(「お湯」じゃないですよ)

あるいは、コットン検定2級を取得した人にかぎり、コットンでの洗顔も許しましょう。

「コットン検定」
、2分前に私が脳内に作ったばかりのいいかげんな民間資格ですが、
(それって民間か!?)
「絶対にこすらない!コットンを滑らせる技術」
のある人には向いている洗顔方法かもしれません。

「コットン洗顔」、、、
いつもの化粧水をたっぷり含ませたコットンで、
ふわふわと顔をなぜるだけですが・・・。

また、にきびのある方は、弱酸性の洗顔剤で
ほわほわと洗ってあげてください。

「脱脂力の強い洗顔剤」で
「しっかり」「きっちり」洗う必要はありません☺️

アトピーさんもにきびさんも、肌に炎症がある、という点は同じ。
低刺激で肌バリアを破壊しないやさしい洗浄剤を選ぶべきです。

 

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洗顔方法まちがいさがし(その6)

ピーリングソープ」にピーリング効果はあるのか?

ドクターズコスメ
、という名前で
売られているからといって、
必ずしも医学的に正しいものばかりとは限りません🏥

ほとんどの「ピーリングソープ」は、
コスメ業者の「販売戦略」、
「上手なキャッチコピー」だと思います👿

このピーリングソープが飛ぶように売れている現実、
私にははがゆくてなりません。
ピーリングソープと銘打った石けんが
「美容皮膚科学会」など医学学会の
業者ブースでも展示されています。

「そのせっけんで、本当にピーリング効果があるのか!
どりゃぁぁぁ!
と、髪をかきむしる私です。

「ピーリングソープ」にはグリコール酸などの
AHAが配合されていることが多いのですが、
その石けん自体は、「弱酸性」か「弱アルカリ性」
であることがほとんどです。

グリコール酸でピーリング効果を強く発揮させようとするなら、
「pH」は低く、「濃度」は濃く施術します。
医師が使うグリコール酸は、
主にpH0.5からpH2.3までの強い酸性です。
pH3.5程度のグリコール酸を使うこともありますが、
刺激も少ないかわりに効果もかなりマイルドになってくるのです。

ピーリングは、そうした強い酸性で使用してはじめて、
ピーリング効果を発揮します。
pHが4.5あたりを超えると、ピーリング効果はありません‼️

それでは、再確認です。

弱酸性や弱アルカリ性の「ピーリングソープ」
を使って、家で顔を洗うだけでピーリングができるのか?

答えは「いいえ」です。

グリコール酸を配合しているというだけで
「ピーリングソープ」という名前をつけているのです。
グリコール酸が「働いているいないに関わらず」・・・。

しかし、患者さんの中には、
「でも、ピーリングソープを使うとつるっとしますよ、先生」
とおっしゃる方も多いです。

またも出ましたね「つるっ」。

「ピーリングソープ」での「つるっ」は、
「つるっ」と感じさせる成分を加えることにより
「つるっと感を演出」してあるのです。

よくある「ピーリングソープ」で取れるレベルの角質は、
肌の一番上でまさにはがれようとしている角質だと思います。
つまり、ピーリング成分の入っていない洗顔剤でも
はがれるような、卒業間近の「角質」くん。

一般に出回っている「ピーリングソープ」では、
医師の行うケミカルピーリングと
同じ効果は出ません😭

※ 追記

しかし、かなりマイナーなドクターズコスメの中に、
泡立たない液状の「ピーリングソープ」でpHが2.0とかなり低いものもあります(グリコール酸は5%)。

あるいは、pH1.7、グリコール酸5%の拭き取り用ローションも見つけました。
この2つに関しては少しのピーリング効果はあるかもしれません。

皮膚科の医師の指導のもとで患者さんに使ってもらうコスメとしてはいいと思います。
(だって、それだけpHが低かったらお肌にしみることも多いと思います。
医師がきちんと説明・指導した上で、治療の補助に使用したり、
胸や背中のにきびの患者さんには使用可能だと思います)

 

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洗顔方法まちがいさがし(その5)

「酵素入り洗顔パウダー」は?

お肌の角質、そんなに「不要」ですか??
そんなに「悪者」ですか??😭

(今日も、酵素洗顔でバシバシに肌が
傷んでしまった患者さんが来られました🏥

「角質を拭き取る」というローションも人気ですよね。

この「酵素入り洗顔パウダー」は、
お肌の角質(ケラチン蛋白)を溶かしてしまいます💧
「酵素入り洗顔パウダー」を使うと、
いったん「つるつるぴかぴか」のお肌が出現します。

しかし「つるつるぴかぴか」のお肌は、
健康なお肌ではありません。
角質を奪いすぎたお肌なのです。

お肌の水分を保持してくれているのは「角質」なのです。😀

NMF、セラミド、皮脂膜、ケラチン蛋白が
分担して水分をお肌にキープしてくれているのに、
そのケラチン蛋白を溶かして洗い流しては
乾燥肌に傾いてしまいます‼️

確かに年齢を重ねると角質は厚くなってきます。
その厚い角質を「正しいタイミングで」
「正しい方法で」剥離してあげると、
化粧乗りのよい肌が出現します。
(しかし、それは美容皮膚科の領域だと思います)

「毎日使用できます」と書いてある
「酵素入り洗顔パウダー」には私は反対です💀

もし、美容皮膚科で何らかの治療を
受けているのであれば不要でしょう。
不要な角質を取り除き、
真皮を活性化させる治療をクリニックで受けておられるからです。

美容皮膚科に通院しない方で、エステサロンにも通わず、
肌に赤み・かゆみ・刺激感・乾燥・ちりめんじわが
一切ない方であれば、
「酵素入りの洗顔パウダー」を
2週間に1回使用することは可能であると考えます。

表皮は4週間で生まれ変わります。
表皮の細胞は「基底層」で生まれて徐々に上がっていきます
(基底層→有棘層→顆粒層→角層)。

角層にたどりつくまで2週間。
角層にたどりつくと「核」がなくなって死んだ細胞(角質)
(=ケラチン)となり、はがれる落ちるまでに、
さらに2週間かかるのです。

そういう医学的な目から見ると、
「酵素入り洗顔パウダー」は
2週間に1回で充分ということがわかります。

またいずれ述べますが、
死んだ細胞である角質は「不要」ではありません。

角質が過剰であればまた問題ですが、
ある程度の角質をきちんとした配列で
お肌表面にとどめておくことは、
美肌にとってとても大切なことなのです。

「角質ケア」という言葉が
はやっていますが、
正しい「角質ケア」とは、
角質を落としてしまうこと、
なくしてしまうことではなく、
「角質を正しく並ばせる」ことなのです。
「美しい角質を保った肌」こそが、
「キメの整った肌」なのです。

表皮ターンオーバーがうまくいかず、
「皮膚がゴワゴワしている」、
「ふっくらもちもちしていない!」という方は、
美容皮膚科に相談されるといいと思います。
きちんとした医学的介入を受けたほうが
早く安全に「もちもち」できると考えます。

 

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洗顔方法まちがいさがし(その4)

「スクラブ」「ゴマージュ」は?👀

患者さんが私のクリニックで施術を受ける前には、
3枚もの問診票を書かされます(笑)😅。
その多さを見て、帰ろうとする人もおられるくらい・・・(涙)

その中に「3日以内にスクラブ洗顔・ゴマージュをしましたか?」
という質問があります。
そこに○を付けた患者さんは施術を受けてもらえません😖

なぜかというと、
お肌に細かな傷ができている可能性があるからです。

そういうお肌にピーリング薬剤を塗布すると
深く入りすぎてしまい、
美肌になるどころか逆効果になってしまうことがあるからです。

「汚れを物理的にはぎ取る」
「スクラブやゴマージュをやったあとはツルツルになれる」
「おうちでエステ気分」という感覚で、

まだまだ人気のスクラブ・ゴマージュですが、
お肌に微細な傷をつけることになりますから私は反対です 👿👿

クリニックでも、「故意に肌を傷つける施術」があります。
また機会があればご紹介したいのですが、
メソローラーといって、
細かな針のついたローラーを転がして肌に穴を開けたり、
フラクショナル・レーザーで穴を開けたり・・・。

しかし、それらは医学的な処置であり、
清潔に肌を消毒した上、
傷の範囲はコントロールされ、
なおかつ傷の深さが一定です🏥

お願いですから、
ご家庭のスキンケアでお肌をいじめないでください‼️

私は美容皮膚科専門の医師として
ずっと患者さんの肌を見るうちに、
ついに肌の声が聞こえるようなりました。
クリニックでは毎日、
「ぎゃー」「びぇぇぇぇ」と肌の絶叫が途絶えることがありません‼️

「それは先生、幻聴や」と横でナースにつっこまれました、がーん)

 

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洗顔方法まちがいさがし(その3)

「きゅっきゅっとした仕上がり」の正体は?

洗顔後に「きゅっきゅっ」とした仕上がり、
いかにも「汚れが取れた??」って
「感じ」がしますね。

はい❗それは「感じ」だけです😲

すべてとは言いませんが、
せっけん系の洗顔剤に多い仕上がり感です。
すすぐときに、石けん成分と
水道水に含まれるカルシウム・マグネシウムなどが
反応して「石けんカス」を作ります。

その「石けんカス」=「金属塩」が肌に残留し、
それが「きゅっきゅっ」とした感じ、
別名「つっぱり感」を生むのです🤦‍♀️

また、石けんはアルカリ性であること多いのです。
美容皮膚科に来られる患者さんは、
何らかの皮膚トラブルを持っておられることから、
私は「弱酸性」(お肌はpH5.5の弱酸性です)
の洗顔剤をすすめています。

健康なお肌であれば、
アルカリ性の石けんを肌につけても、
自力で弱酸性に戻ってくれるのですが、
お肌の力が落ちているときには
「弱酸性洗顔剤」をおすすめします。

また、「きゅっきゅっ」を求める患者さんには
にきびの患者さんが多いのですが、
アルカリ性の石けんで洗顔した場合、
すすぎ残しがちなフェイスラインには
アルカリ性成分が付着していることになります。

にきび肌も炎症を起こし、
肌は弱っていますから、
なるべく弱酸性洗顔剤で「ふわっ」
と洗ったほうがいいでしょう。


(万が一すすぎ残しがあったとしても、「弱酸性」ですから・・・)

 

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洗顔方法まちがいさがし(その2)

洗顔時にマッサージも兼ねてます」は?

おすすめしません💀

マッサージは「肌をこすること」につながります。

ムンクの『叫び』、あるいは、
ピノコの『アッチョンブリケ』のように
顔面を変形させたマッサージで得られるものは
「皮膚のいたみ」と「たるみ」です😵

たぶん、みなさん「何かお肌にやってあげたい」のですね。

気持ちはとてもよくわかります。
この日本では、化粧品を使うのは
一種の「エンターティンメント」ですから。

新しい商品、きれいな女優さん、
上手に気を引くキャッチコピー。

有名美容家が「効きそうな」美容法を紹介している。

「私もいろいろ取り入れて、
自分なりに工夫して、人よりもキレイになりたい!」

しかし、踊らされるだけ踊らされて
祭りが終わったとき、
あなたのお肌はどうなっているのでしょうか。

美容皮膚科の教科書には
「しわ・たるみ予防」として
以下の注意点が挙げられています。

1.皮膚に過度の運動負荷をかけない
→(おしゃべりの人ほど頬のしわが多い)

2.外的負荷をかけない
→(皮膚を擦る人ほどこじわが増える)

3.紫外線を避ける
→(露出部位ほど大小のしわが多い)

4.徐々に太る
→(一度太るとそれに合わせて
皮膚が拡張するので、
やせた場合にはひどくたるむ)

5.栄養に気をつける
→(成長が完成した後は過度の蛋白を
摂取しないほうが老化を促進しない)
(美容皮膚科プラクティスより)

「顔マッサージ」をしている人は、
皮膚に過度の運動負荷を与えていることに
他なりませんから、やめましょうね。

おしゃべりはやめられませんが、
「顔マッサージ」ならやめられるはずです。

 

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洗顔方法まちがいさがし(その1)

「つるつるぴかぴか洗顔」

これのどこが悪いのでしょうか。

すっぴんになったときに、
「つるつるぴかぴかの素肌」を目指す人は、
「汚れをすっきり完全に落とす」
「まっさらの肌に戻す」
という目的で、
洗顔の際にこすりすぎていることが多いのです。

まずはクレンジングでこすり、
次に洗顔フォームでこする・・・・。
これでは肌への拷問です。😔

「じゃ、先生、こすらずにどうやって洗うんですか!」
と、たいていの患者さんはケンカ腰に聞いてこられます(涙)😅

「机のぞうきんがけ」を例に出して説明するようにしています。

「机にコーヒーをこぼしたとします。
ぞうきんで拭くときに
机の足がガタガタ揺れるほど
ぞうきんを押さえつけて強く拭きますか?
それとも滑らすように拭きますか?」

するとたいていの患者さんはいったん納得してくれます。

しかし、なかなか患者さんも手強い。

「コーヒーはいいけど、
換気扇の油汚れがべったりとついたら???
先生もこするんとちがいますか?」

(美容皮膚科、って患者さんとの会話がとても弾むのです。
他の診療科にはあまりないことかもしれません。
患者のみなさんも豊富な情報をお持ちです)

「特殊な汚れがついたときは、
特殊な洗剤を使って汚れを浮かすようにして
ぞうきんを滑らせます。
机をガタガタ揺らすほどこすることで汚れは取れませんよね」

「じゃあ、こんな感じで?」

と、患者さんが頬の上で手を滑らせて見せてくれます。

でも、「むにゅっ」って皮膚が動いてしまうことが多いのですね。
ムンクの『叫び』気味に。

「いいえ、こんな感じで」
と、私がやってみせると、
「ええっ!?先生、それで汚れが取れますか?」
と疑われてしまいます。

それぐらい、ほわほわと滑らすように洗うことが大切なのです。

これくらい時間をかけて指導すると、
患者さんも納得して肌をこする洗顔をやめてくれるようになります。

くれぐれも「肌の上で手指を滑らす」ように行ってください。
地肌が少しでも動いたらダメです!😤

この「地肌を動かさない洗顔」を始めた患者さんは
「つるつるぴかぴか幻想」から抜け出し、
こう報告してくれました。

「先生、肌がふっくらもちもちになってきました!」✌️

そうなんです。

正しい洗顔をすると、肌は「つるつるぴかぴか」にはなりません。
「ふっくらもちもち」になっていくのです。
そして、くすみ・赤みが減っていきます。

「つるつるぴかぴか」の正体をわかっていただけましたでしょうか。

過剰な洗浄・こすりすぎで、
肌のキメがまったく失われた
「つるつるぴかぴか」のお肌に化粧は乗りません。

次に使う基礎化粧品も「しみこみどころ」を失っていますし、
有効成分がしみこむどころか
「シミるんです!痛いんです!赤くなるんです!」
状態に陥ってしまいます。

ファンデーションやお粉を塗っても、
お肌の上に保っておくことができませんから、
すぐに化粧崩れをし、すぐに乾燥してしまいます。
小さな三角形のキメがお肌の上にふっくらと残っていれば、
基礎化粧品もしみこむべきところへしみこみ、
ファンデーションもお粉も、
その上にしっかりとつかまってくれます。

めざせ、「ふっくらもちもち肌」!

「洗顔のまちがいさがし」シリーズは、
まだまだ続きます。

 

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ビタミンCにもいろいろ

コスメの定番成分、ビタミンC。

しかし、ビタミンCとひとことで言っても実はいろんな種類があるのです。👂

レモンやキウイに含まれているビタミンC。
これはお肌に塗っても、何も働いてくれません。
ビタミンCそのままでは、すぐに壊れてしまうのです。
一時流行したキュウリパックやレモンパックでは意味がないということですね。💦

次は、化粧水などに入っている水溶性ビタミンC誘導体。
繊細なビタミンCを壊れないようにした水溶性ビタミンCです。
塗ると肌の表面で働き、皮脂を抑え角栓を開く作用があります。
毛穴が締まったなめらかな肌になり、ニキビができにくくなります。
化粧品の配合成分としての表記はアスコルビン酸Na、あるいはアスコルビン酸Mgです。
(ちなみに、アスコルビン酸Mgのほうが成分としては高価です💴)

ビタミンC、って「美白」に効くんじゃないの?
とおっしゃる方が多いと思いますが・・・。🙅‍♀️

美白に効かせるには、ビタミンCを肌の奥まで届ける必要があります。
水溶性ビタミンCはイオン導入をかけないと、
肌の奥(真皮)にはほとんど到達しません。

塗るだけで肌の奥にまで届くビタミンCは脂溶性ビタミンC誘導体(VC-IP)です。
VC-IPはメラニンを減らし、活性酸素を除去し、コラーゲンを作り出します。
ですからニキビだけでなく、美白、肌のハリ、肌サイクルの正常化にも効くのです。
その上、VC-IPは水溶性ビタミンCよりも刺激感が少なく、高濃度配合しても穏やかなのです。
やさしくゆっくりジワジワ長時間効きます。
化粧品配合成分の表示としては、テトラヘキシルデカン酸アスコルビルです。
(舌をかみ切りそうだし、おぼえるのも大変ですが、
これをスラスラ言えるようになったとき、アナタは真の美容マニアですじゃ!㊗)

じゃじゃーん!!
以上は、私が3年前に患者さん向けに書いたテキストなんです。
実は新しく追加項目があります!

もうこれしかないでしょう!という最新ビタミンC成分が出ました。
それは、APPS(アプレシエ)です。
水溶性ビタミンCと脂溶性ビタミンCの両方のイイトコどり。😄
成分表示名としては、パルミチン酸アスコルビルリン酸3Naです。

塗るだけで真皮にまで到達、その上、到達スピードはVC-IPを超えます。

つまり、より素早く、より奥まで届く「最強のビタミンC」と言えます。

これを使うと、モチモチ感にやみつきになります。

まぁ、欠点もありますが・・・・。
においがヨーグルトっぽいことと(化粧品会社サイドとしては、香料を加えてしまいがちです)、
高濃度にしすぎると泡立つこと。

まぁ、長所に比べたらちいちゃな欠点ですけれど。

すっごい美人にちいさなホクロが一個ある、といった程度でしょうか?・・・って、どんなタトエやねん。

ビタミンCの種類によって働き方が違います、という話題でした。

 

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