毛穴ケアの取材

昨日、読売新聞から取材を受けました。

お題は「初夏の毛穴ケア」について。

20台後半の女性の記者さん👩で、取材の40分、あっという間。
女性って、肌の話で盛り上がりますよね?。👍
(いや、私だけがまくしたてていたのかも・・・💦)

まず、毛穴の開きについて

開いた毛穴は、マイクロスコープで見ると
「すり鉢状」になっています。
なだらかにへこんでいる、と言えばいいでしょうか・・・。

医学論文によると(取材のために5つの研究論文を資料として用意していました)、
「すり鉢状毛穴」の周囲では「核をもった未熟な角質が多く存在する」こと
がわかっています。

(成熟した角質は「無核」です)

「未熟な角質」は「肌荒れ状態」のときに見られるものです。
ですから、「開いた毛穴の周囲では、肌荒れがおこっている」のです!
また、開いた毛穴からは皮脂分泌が多く見られるのですが、
スクワラン、トリグリセリドよりも、ぐんと不飽和脂肪酸の割合が多いのです。
そして、その不飽和脂肪酸は肌荒れを促進させます。

毛穴ケアをまとめますと!

「開いた毛穴周辺は肌荒れしており、独特の皮脂を出す。
そしてその皮脂がまたいっそう肌荒れを促進させる。
そんでもって、またまた毛穴が開く」
という悪循環なのです。

つまり!
世の中によく出回っている「毛穴ケア」がまちがっていることがわかりますね。

さぁ、斬りますぞ!

ベリッとはがすタイプの毛穴パック。
→肌荒れをおこしているときにいいはずがありません。😂

クレンジングオイルで念入りにマッサージ。
→肌荒れ=微小炎症をおこしている肌をこすったら、よけいに炎症がひどくなります。
また、オイルが皮膚の持つ必要な皮脂分まで奪ってしまいますから、
肌荒れはいっそう進行します。
そして、不飽和脂肪酸が分泌されるようになってしまいます。

粉末タイプの酵素配合洗顔剤。
→酵素はタンパク質を溶かしますから、いったん「つるつる感」を味わえますが、すごくつっぱりませんか?
角質は肌のバリア。その必要な角質まで取り去ってしまいます。

オイリー肌用のさっぱり化粧水でパッティング。
→パッティングも肌に刺激を与えるだけなのでストップです。
また、オイリー肌用のさっぱり化粧水にはアルコールが配合されていることが多いですが、
「開いた毛穴=肌荒れと同じ構造」というルールからいくと、まちがいであることがわかりますね。

毛穴ケアの正解は・・・

弱酸性の洗顔剤でふわふわ洗う
→弱酸性の化粧水(保湿力のある無添加、無着色、無香料のもの)をやさしく塗ってあげる。
→適切な油分を与える(脂溶性ビタミンCやセラミド入りのもの)

これで、ゆっくりと毛穴は回復していきます。

毛穴ケア、って短期決戦モノのコスメが多いですが、
本当はじっくり角質を育て肌を養ってはじめて手に入るんです。

老化のたるみ毛穴への対策は、「真皮ケア」。
真皮を活性化させてコラーゲンを増やしていくことで、
キュッとしまった皮膚に育てることが可能です。
「真皮ケア」には、ビタミンA(トレチノイン、レチノイン酸トコフェリル、
レチノール)、ビタミンC、ビタミンE入りのコスメをどうぞ。

鼻の頭の「黒ずみ毛穴」に悩む人は、「汚れ」じゃなくって、
ソレ「産毛」かもよ
産毛だったら、レーザー脱毛すれば「黒ずみ」とはおさらば?です!

・・・・ってなことを、記者さんに力説しました!!!

ちなみに、記者さんには肝斑があったので、
ついでにスキンケア方法と治療方法を教えてあげました!!

 

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おすすめの洗顔剤、なんと「400円台!?」

今日は、おすすめの洗顔剤です。

牛乳石鹸のキューピー全身ベビーソープ泡タイプ

髪の毛用の「白ボトル」ではありません!
リキッドで出てくる「ピンクボトル」ではありません!
アルカリ性の「固形せっけん」ではありません!

あくまでも「水色ボトル」←これ重要❗

成分は以下の通りです。


DPG
ラウロイルメチルアラニンNa
ココアンホ酢酸Na
グリチルリチン酸2K
スクワラン
ラウリン酸
クエン酸

とてもシンプルな処方!

荒れたお肌には大切なことなのじゃが、不要なもので肌に刺激を与えたくない!
だから「セレブ風な香料」もいらないし、
「癒し感覚の泡立ち成分」もいらないし、
「しっとりを装った複雑な保湿成分」もいらない。
なるべくどんなお肌にも刺激にならないよう、「多種植物エキス」もいらない。
もちろん「保存料」もいらない。

そして、お肌と同じ弱酸性であることが重要。

乾燥肌の方、肝斑の方だけでなく、ニキビ肌の方にも試してみてもらいたい!

なぜなら、ニキビの方も「肌に炎症が起きている」という点では
「肌荒れさん」と同じ。
とにかく、肌に刺激を与えないようにやさしく洗顔するのが大切なのです。
そして、何度も洗う必要はないです。
この洗顔料では「ふわっ」と仕上がります!
汚れはきちんと落ちていますが、大切な肌のバリアを奪わないので、
「キュキュッ」とはしません。「ふわっ」とします。

アルカリ性の洗顔剤(たとえば多くの固形石けん)では、
「キュキュッ」とした洗い上がりになりますが、肌がつっばります。
これは、アルカリ性の洗顔剤が肌のタンパク変性をおこしたり、
大切なNMFまで洗い流してしまったりしている証拠なのです。

うちのクリニックでは施術前の洗顔に、このキューピーを使っています。

有名モデルさんも来てくださっていますが、
洗顔料は「キューピー」!

「いいもの」は値段だけではわかりません。
安くていいものもあれば、いいものだから高い、というものもあります。
ちゃんと本質を見抜くことが大切ですのじゃ!

洗顔料は「肌にやさしくよごれだけを落とす」ことが重要な働き。
そしたら、このシンプルで安い「キューピー全身ソープ泡タイプ」。

え?
「735円じゃないですか、400円台というのはウソですねっ!」
という声が聞こえてきました・・・・。

詰め替え用は525円ですが、ドラッグストアでは400円台で売っています!

(2020年8月現在)

キューピーいいですよー。今はぬるま湯洗顔ですが身体用に使っております。

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朝の洗顔は「てきとー」に!

スキンケア。
話題のコスメをいろいろ試すその前に、
「洗顔方法」「クンジング方法」を見直さないといけません!

本日は、「朝の洗顔」について。

寝ている間、肌は「分泌物」を出したりしてけっこう汚れる、
なんてよく聞きますが、それは「汚れ」じゃーありゃんせん。
わたしたちのお肌が自分で作り出した「天然の保湿物質✨」なのです。

分泌物💨」・・・、というひびきが悪いです。

RITSUKOは朝のよい洗顔方法をさがして、
あれでもない、これでもない、とさぐること4000年。

1. ふつうに「洗顔フォーム」でキュキュッと洗顔。

2. とてもマイルドだという触れ込みのおフランス製の拭き取りローションで拭く。

3. いつも使っている化粧水をコットンにしみこませて拭く。

4. お湯のみで洗う。

5. 弱酸性の洗顔料をふわふわ乗せたらすぐ、ぬるめのお湯で顔全体を洗う。

上の1から5の順序に進化していきました!

夜眠っている間にせっかく自力👏で作り出した保湿物質、
洗顔剤を使っちゃうと洗い流してしまうことになります。

「キュキュッと」は一番ダメ🙅‍♀️。大事な皮膚バリアまで取ってしまってる可能性大。

拭き取り洗顔料は、いくらマイルドだと言っても界面活性剤配合。
それを洗い流さずに拭き取ってすぐ次のステップへ・・・。
と言われても納得できまへん。

いつも使っている化粧水なら安心か、、、と思いつつ、コットンでこするという行動が肌荒れを呼んでしまいがち。

お湯だけで洗っていると、やはり化粧乗りが悪いです・・・。

結論。
弱酸性の泡をたっぷりと顔にふわふわ乗せて、
すぐにお湯(すっごくぬるめのお湯)で
顔全体をてろてろとなでるようにすすぐ。

私はこれで、肌につやが出てきて肝斑も薄くなりまして。

シミの大家、わが尊敬する葛西先生の著書にも「肌には何もするな」と書いておられるし。
本当にその通りです。

アンチエイジング対策、乾燥肌に悩む人、くすみが気になる人、
肝斑を持っている人、そういう人には試していただきたいと思っております。

わがクリニックの患者さんにはきびしーく洗顔指導しています。

完全乾燥肌の人にあたっては、ぬるめのお湯でてろてろ洗いだけを指導。

しかし、美容皮膚科に来られる患者さんって、コスメ大好きなんです・・・。

「てきとーに、いいかげんに洗顔せよ!」指令を出すと、悲しそうな顔をされます。

次回は「おすすめの洗顔剤、なんと400円台!?」です。

(2020年8月現在)

→ぬるま湯洗顔になりました。老化するにつれて洗顔料も不要となりました…。ぬるま湯洗顔が、どうしても苦手な方は(あるいはまだお若い方)この次のページへ!

 

→ぬるま湯洗顔の女医開発コスメ詳細は「美肌道」へ